圧倒的な快楽に寝取られた淫乳から発せられる裏切りの桃色電撃は
とうとうリースの脳幹を突き抜けて眼の裏にまで迫り、
チカチカと視界をピンクスパークで点滅させた。


「おっぱいっ♥♥ おっぱいっ♥♥ おっぱいっ♥♥ いっぱいっ♥♥ おっぱぁぁぁぃぃぃぃぃっ♥♥♥♥♥」


無重力的な浮遊感の上にオーガズムのテンペストが吹き荒れ
上も下も解らなくなったリースの中には、もはや理性や羞恥を感じる心の余地など残されていない。


暴力的に押し寄せてくる快楽波動をわずかでも身体の外へと吐き出さなければ全身が桃色に破裂してしまいそうだった。


とにかく叫ばなければと、
混乱どころではないほどに入り乱れている脳内から
行き交う、言葉にすらならないものから何からを掴み取っては片っ端から叫びたてる。


自分でも何を言っているのかが解らない。


それほどまでに処女乳責めは極烈で、人外的だった。


乳先から奥の奥にまでかけて重い快楽波が行き来し、掛け波、引き波、あらゆる手段でリースの自我を揉みくちゃにする。

膣の最奥が子宮とするなら、乳穴の最奥に有るのは、生命体の最も生命が凝縮された部分――心臓だ。

その哀れなまでに混乱して暴れ狂う桃色の生命塊を突付き辱めて愉しむように奥の奥まで『指』を突っ込み、舐め擦り、吸い上げ、最奥の、心臓手前の壁でいやらしい気泡をぷちゅぷちゅと押し潰す!! それを左右交互に、休み無く!!



「ひああああああああああっ♥♥♥ だめっ♥ りゃめっ♥ らめぇぇぇっ♥♥♥」



『指』の先から、迸るほどに勢い良く分泌される粘液が、乳奥の壁に吐きかけられて染み込んでゆく。

それらは精子のように茹で上がった淫肉の中を泳ぎ、
細胞の合間をも縫って侵攻してゆく。


「ひいいいっ♥♥ しみこんでくるぅぅっ…♥♥
 なかっ…なかにぃっ♥♥ しっ…心臓の中に…はひってくるぅぅぅっ♥♥♥」


乳奥で次々に発射される淫液を心臓の中にまで流し込まれたリースは
端正な美顔を情けなくふやかして髪を振り乱した。


「熱いぃぃぃっ♥♥ あつ…っ♥♥ あっ、あっ♥ あっ♥ あっ♥ 胸がっ…心臓っ…ドキドキしてっ……ぁあああああっ♥♥♥」


心臓に染み込んだ淫液が血と混ざり合って、なにか別の体液に変貌する。


それは熱く、ふわふわとくすぐったく、ピンク色の、
まるで恋する乙女の心臓から発せられる、拙い発情血液そものだった。


「なんでっ…なんっ…♥ いやああああっ……!! 恋してるぅぅぅっ♥♥♥ こんなこと…無理矢理されてるのにっ……おっぱいがっ……心臓がっ……触手に恋していますぅぅぅっ……♥♥♥」


恋の覚えぐらいはリースにもある。

最もそれは敬愛から発展したもので、同性相手のものだったし、立場上、実らせずにそっと仕舞い込む形で終ったものだったが……。

その時の心臓が全身に巡らせた血は、炎のように熱く赤い戦士のものではなく、
愛らしい桃色の、一鼓動ごとに胸の奥が、ふわっと浮き立つような、
連動して幼い陰唇が、きゅんっ、きゅんっ、と勝手に悶えてしまうような、甘く切ないものだった。



それと同じものが今…全身を巡り、感情をも揺り動かしている。


……リースは発情していた。


年頃の娘の若い肉体が、その奥に秘められた処女子宮へと、子種を欲しがってしまっていた。


ちゅぅぅぅっ♥ ちゅっちゅっ♥♥ ちゅぅぅぅっ♥♥♥


まるで精液を搾りたてようとする発情膣のように乳唇が『指』を吸い立て、体表から滲み出る淫液の分泌を促す。


完全に入り乱れた体性感覚は、もはや自分のどの部分が何なのかさえも把握できなくなってしまっているらしく、
『指』からでは出もしない精液を、乳奥のありもしない子宮へと誘い込むように乳肉鞠を自律淫動させていた。


もはやその様子は……リースという性餌食の肉体を貪る触手と、何も変わらない。


「ひああああうううううううちがうちがうちがうのおおおおおおっ♥♥♥
 こんなのっ…こんなのっ、わたしのおっぱいじゃなああああいっ♥♥
 これっ♥ こんなのっ♥ もうっ♥♥♥ おまんこっ♥♥ えっちなえっちなおっぱいまんこぉぉぉぉぉっ♥♥♥
 おっぱいっ♥ おっぱいかえしてっ♥ わたしのおっぱいおまんこもとにもどしてえええええっ♥♥♥♥」


半ば白目を向きかけながら完全な錯乱で支離滅裂な言葉を叫び、
とうとう、『屈服』調練で叩き込まれた『雄好みの下品な淫語』までもが
封じておいた知識の底から飛び出してしまう。



張り方を身に着けたアマゾネスの前にひざまづいて口奉仕を行い、
今すぐ自らの口を縫い閉じたくなるような卑猥な言葉を口にさせられた屈服調練の記憶が
リースの脳裏にフラッシュバックした。




脳まで舐め上げようとするように耳の穴へと入り込んでくる女の舌と熱い吐息。
乱暴に尻穴をほじくり回す二本の細指。
鎖の音と、引き締められる首輪。

呼吸が止められ、意識が沈む瞬間の恍惚感。
そんな中で無理矢理意識を覚醒させようとする鞭の鋭い痛み。
その痛みすらもが恋人の甘い囁きのようにジンと頭を痺れさせ、まだ幼いリースに、女の、感動の涙を流させる。

求められるままに口が動き、突きつけられた張り型に舌を這わせながら
要求された性奴隷宣言や意味も解らないような…けれどもどうしようもなく卑猥な響きの淫語の数々…それらを口にした瞬間の、堕落感。

それは物心ついた時から二本の脚で立つことを強制されてきたリースにとって、
あまりにも魅力的な依存のひと時だった。


自分の全てを略奪されて、何もかもを委ねる瞬間の脱力感と多幸感。
そしてなにより、王女でも戦士でもない、ただ一匹の幸せな愛玩動物になれたような安寧が…あまりにも麻薬的で。


それは彼女を傷つけ犯し辱めようとする黒い意思の塊でさえもが愛色に塗り変えられてしまうほどの、
従順健気で淫らに愛くるしい貌をもつ――『戦士』から『王女』を経て、更にその向こうへと『スイッチ』を倒した先に有る――『奴隷乙女』の意思。


鍵を掛け、土を詰め、布を被せて、
どう間違えてもそちら側に意識のスイッチが倒れることの無いよう封印してきた、リースの三つ目の顔だった。









   

 

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